” IoTやロボットを活用した自動化で
全体最適をめざす ” を開催しました
光洋陶器株式会社(土岐市)
陶器製造販売を手掛けられている光洋陶器株式会社様の本社工場を見学させていただきました。光洋陶器株式会社では10年ほど前からIoTの導入・自動化に取り組まれており、2019年には「スマートファクトリーAWARD 2019」を受賞されています。ろくろ成形の自動化・ロボットによる釉薬かけ・焼成工程のIoT化等、生産工程全体における自動化だけではなく、CADデータを活用したプロダクト管理・在庫情報の見える化等、事業全体にわたり様々な取り組みで多品種小ロット生産を実現されている様子を見せていただきました。
◆開催日時 令和4年6月23日(木)13:30~15:30
◆参加人数 8名/8社
◆光洋陶器株式会社 加藤社長の挨拶および会社説明
加藤社長は、陶器製造が伝統的な産業で、事業を継続するためにも、生産工程の自動化、標準化、見える化による生産性の向上が必要であったことを解説されました。また、同時に、自社ブランド及び即日納品のサービスによる高付加価値化の大切さについて説明されました。
◆工場見学
4人ずつ3グループに分かれて工場見学をしました。粘土の状態から、成型、焼成に至るまでの一連の工程を見ることができました。複数の製造ラインで、ロボットが、一定間隔のリズムで正確に作業している様子を観察でき、ロボットの導入と運用を上手に組み込んで生産性の向上を図っておられる様子を垣間見ることができました。
◆担当者コメント
工場見学終了後の質疑応答では、「社員全員が同じ方向を向いて自動化に取り組むにはどうしたらよいか」「自動化に対する社員の抵抗はなかったか」「ロボット導入後の具体的なシミュレーションはあったか」など参加者からの質問に加藤社長から説明いただきました。
「ロボットを導入しても人は削減せず、人にしかできない作業にシフトさせて、人にはより高いレベルの技術を身に付けてもらう」という社長の考えに、参加者の皆さんは納得されていました。